
| こういう場合の驚きと感動を、そのまま伝えられるだけの表現力がなくて、残念至極である。日本ブレイク工業の「社歌」を初めて聴き、とにかくビックリした。 「社歌を?」といぶかしく思われた方は、本当は、この先をお読みいただく前に、CDショップまでひとっ走りして買い求め、まずはお聴き願ったほうが、話が早い。 そう、日本ブレイク工業株式会社――横浜に実在する、資本金2000万円、従業員15人、年商4億円という、フツーの解体工事会社の正真正銘の「社歌」が、いまCDショップで売られている。それどころか、昨年12月半ばに発売されたときは、オリコン初登場でいきなり22位。いまでも80位くらいにはランクされている。 ♪ブレイク ブレイク あなたの街の 解体 解体 一役買いたい/耐久年数過ぎてゆく コンクリートが落ちてゆく/地球の平和をはばむやつらさ Break Out!…で始まる歌詞が、「マジンガーZ」など70年代ヒーロー・アニメの主題歌そっくりのメロディ、テンポに乗って展開する。「社歌」にしては異色、かつ極めて過激。 2年前、ゼネコンなど受注先に配るための営業案内をCD-ROMに焼いたところ、容量が500MB以上も余ってしまった。もったいない、というので一緒に収めたのが、この社歌。バンド仲間のツテで同社に就職してきた日雇い契約の元社員M君が、「冗談のつもり」で作詞作曲し、パソコンで伴奏を入れ、自ら唄った。 それがテレビ朝日系「タモリ倶楽部」に持ち込まれ、人気投票で「マイナーキャンペーンソング大賞」に選ばれたのがきっかけで、あれよあれよと言う間の商品化。 商品化は、CDだけではなくなった。同社では以前から、現場の騒音などで迷惑をかける周辺住民へのあいさつや営業ノベリティとして、市販の「ふりかけ」に社名シールを貼って配っていた。「これも、どうせならオリジナルを」と永谷園に製造を依頼したところ、「社歌」のヒットもあって、「面白い」と、近く一般にも発売されるという。 ほかにも…と説明を並べる紙幅が足りなくなってきたし、これもまた同社ホームページをご覧いただけば一目瞭然だろう。 社内に「元気」を湧き起こし、そのエネルギーが外にも発散されるほどでなければ、いまこの時期、会社の業績が上がるはずはない。とにかく社歌を聴きになってはどうか。自社に足りないもの、しなければならないことが、お分かりになると思う。 |
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