繊維倒産集計 2011年12月の繊維倒産

全国の倒産集計
 
東海・中部 件数は前月比微増も、負債額は11年中最低
東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)
発生件数=6件
負 債 額=2億3200万円

 東海4県下の倒産件数は6件。前月比で1件増加し、前年同月と同件数だった。

 負債額は2億3200万円で、前月比で7億9900万円(77.5%)、前年同月比で1億6400万円(41.4%)減少した。

 業種別では「小売商」4件、「染色整理・特殊加工」「紳士・婦人・子供服・被服製造卸」各1件。原因別では「業績ジリ貧」6件。
 地区別では岐阜・三重・静岡各2件だった。

 当月破綻したのは(有)メルヘン(三重県四日市市、婦人・子供服小売、負債額8600万円)、(有)バーゴウ(静岡県島田市、婦人服・洋品小売、同6700万円)、するが寝具館(有)(静岡市、寝装・寝具ほか小売、同3000万円)、(資)富岡屋(三重県四日市市、婦人服ほか小売、同2200万円)など6件。いずれの倒産も小規模であったことから、負債額は11年中で最低水準となった。

 倒産は6月以降7カ月連続で1ケタにとどまっている。各社の自助努力に加え、各種金融支援策や金融機関のリスケ対応などが資金繰りに一定の効力を発揮していることが倒産の発生を抑制していると考えられる。2012年3月末に期限切れを迎えるはずだった中小企業金融円滑化法も1年延長されることが決まり、今後も中小企業の資金繰りを後押ししてくれよう。

 しかしながら、業績が回復しない状況でのこうした施策は、資金繰り破綻を回避し倒産を免れているとも言え、先行きについては不透明さを拭えない。

 雇用や所得の不安が解消されない中で、増税や年金問題など消費マインドを停滞させる懸念材料が散見されることから、今後も売上確保が難しい状況が続くと見られる。決済資金需要が増す年度末にかけて、一気に厳しい局面に立たされる先が表面化する可能性は否めない。


中部9県(愛知・岐阜・三重・静岡・長野・富山・石川・福井・滋賀
発生件数=7件
負 債 額=4億3200万円

 中部9県下の倒産件数は7件。前月比で2件増加し、前年同月と同件数だった。

 負債額は4億3200万円。前月比で5億9900万円(58.1%)、前年同月比で1200万円(2.7%)減少し、「東海」同様、今年最低水準となった。

 「東海」を除く地区では、前月の0件に続き、当月も北都ワールド(株)(富山市、水着製造、負債額2億円)の1件しか発生せず、倒産は引き続き沈静化している。

 しかし前述の通り、業績が回復しない中で最悪の事態が回避されているに過ぎず、今後も警戒感を緩めるわけにはいかない。


(百万円)
東海4県下の件数と負債
件数 負 債 額
2010年 12月 6 396
2011年 1月 8 1,250
2月 13 5,007
3月 8 1,274
4月 7 560
5月 10 3,533
6月 4 1,603
7月 6 459
8月 3 573
9月 5 593
10月 8 2,153
11月 5 1,031
12月 6 232
 
(百万円)
中部9県下の件数と負債額
件数 負 債 額
2010年 12月 7 444
2011年 1月 11 1,609
2月 15 6,391
3月 9 1,324
4月 8 641
5月 13 4,337
6月 6 2,603
7月 10 2,098
8月 5 604
9月 9 1,635
10月 12 2,435
11月 5 1,031
12月 7 432

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